Dragon Diffusion 2021 A/w 展に行って来ました

 先週2月18日金曜。

久し振りに遅めの通勤電車に揺られ代官山で行われたDragon Diffusion 2021、A/w展に行って来ました。



朝9時、新宿方面の小田急線なので空いているだろうと思って乗り込んだのですが、これが案外『密』の状態でした。

緊急事態宣言下で在宅テレワークが進んでいる割には『蜜』なのです。どれくらい『蜜』かといいますと、そうですねー、、、人と人が辛うじて当たらない程度という感じの『蜜』でした。しかも通勤ラッシュタイムから外れた9時にです。

電車の中は勿論全員マスクを着用しており、勿論大声で話している人たちはいません。それでも顔と顔の距離は向かい合っている訳ではないにしろ、60~70cmといったところでしょう。充分に危険な感じです。

「これじゃ感染者数一桁なんて無理だよなー、、、」

などと思いながら下北沢で井の頭線に乗り換えて渋谷に到着。渋谷に着いてみますと渋谷の街の人出はかなり少なめです。展示会場は代官山なのですが、代官山から歩いても結構遠いところでしたので、渋谷から歩こうと思い渋谷で下車したのですが渋谷の感じが分かって正解でした。

私が通っていた3年半前とはすっかり変わってしまった渋谷は、どんどん変化を進めており10年弱前にできたHIKARIEを筆頭に東急村へと姿を変えて行く真っ最中であります。

代官山に向かうのに昔渡っていた国道246をまたぐ歩道橋の入り口は、南口に最近出来た東急プラザの2階にあり、知らなければ物凄く遠回りをしなければならいところでしたが、そこはちょこちょこ渋谷には出ていますので迷うことなく歩道橋を渡り代官山方面へ。

JRの線路わきを通るルートの近辺も地上にあった東横線跡地の再開発で物凄いことになっていましたが、白い工事中の壁に囲まれたエリアを縫うようにして線路わきの道にたどり着きやっと静かになったなーと思う頃にはもう代官山エリアです。

並木橋の高架下あたりにぶつかると、それを右に折れて坂を上り左に見える代官山に行く道と合流です。その道路を向こう側に渡りヨックモックのビルの少し先を左に曲がった路地の片隅が展示会場です。

「実に分かりにくい!」

前回もここだったのでスンナリ来られましたが、初めての時はグーグルマップを使ってもちょっと迷いました。

2階建ての割としっかりした、小さな集合住宅の入り口に『dragon』と看板がかかっているだけですのでこれまた分り辛いのですが、そういう感じも含めてちょっとオシャレな場所を選ぶのが、日本のエージェントをなさっている鈴木さんのセンスかと思っています。

その集合住宅の1階にあるレンタルスペースの様な部屋が展示会場です。会場と言っても12畳くらいのスペースで、そこにDragon Diffusionのラインナップが並べられています。

10時の約束で丁度10時に到着という感じでしたのでまあその日は一番乗りです。

Dragon Diffusion初となるA/Wコレクションでしたので、どんな冬対応のdragonがあるのかと期待を胸にやって来ましたので、担当の方に挨拶も早々ぐるっと眼で一周です。

「オッ、これかー!」というモノがちらほら。

冬にも売れそうなニューデザインに吸い寄せられながら、今度は歩いて一周です。

そして担当の方に、現在のdragon事情などを伺い。もっとも聞きたかったことの1つを質問しました。

「ところで、日本上代の設定は徹底できてますか?」

「現在うちが把握している限りでは、それが守れない並行輸入屋的な店の発注はなかったのですが、全部把握できているかどうかは入手経路が不明なため分からない部分もあるんですよ。」

との回答でした。

実は今シーズンより正規販売店での販売価格が統一され、かなりの値上げになるのです。

というのも、ECを中心とする並行輸入と称しているお店での販売価格が世界的に観ても異常な安さなのです。これらは輸入経路もはっきり分からず、是正の仕様もないためブランドイメージに著しくダメージを与えているとの本社の考えなのです。

勿論Dragon Diffusion本社でも並行輸入の安売り屋には警戒をしているのだという事なのですが、どの経路からその店に入ってそんな価格で売られるのか分からない部分が多いのが並行輸入屋というモノなのです。

私たち正規販売店はdragonに限らず、この並行輸入屋という人たちにはそれこそ閉口しており、どんなブランドも頭を悩ませている存在なのです。

それでは、「私たち正規販売店と彼らとの違いはどこにあるのか?」

というと、やはりそこは真偽も含め信頼性の違いであると思っています。Artistsanの扱っているDragon Diffusionは、ありとあらゆる意味で正規品とし信頼をして頂ける経路を辿った商品であるという事は間違いなく言える事なのです。

ですので、不当に安価で販売されているお店がありますが、これは正規販売店ではありません。日本ではSHADOWの鈴木さんというDragon DiffusionのCEOと友人関係にある方がエージェントをされており、そこを経由したものが正規品となります。

勿論海外の展示会での発注というケーズもありますが、現在はSHADOWさんとdragonの連絡が密で、不当な安価を撲滅させる方向で話し合いが持たれ、ブランドの価値を強化して行っている所です。

どんなプレミアムブランドでもこの並行輸入問題はありますし、なくなることはない鼬ごっこなのかも知れません。

問題はお客様の優先順位の問題かもしれません。

真偽も含め信頼を取られるのか、プライスを優先して信頼を二ノ次にされるのか、それはお客様次第です。

そう言った事なのかもしれません。

話を展示会に戻します。

A/W対応のデザインは8デザイン程あり、その殆どは裏布仕立てになっていてとてもしっかりしたものでした。確かに冬にも売れるdragonです。

私はこの冬にも持ちたいdragonの登場を本当に心待ちにしておりましたので、今回は新デザインを幾つかチャレンジしてみるつもりです。これらはコロナのパンデックもあり並行輸入屋さんにはない商品だという事でもありました。

私はDragon Diffusionというブランドに心底惚れ込んでいます。このブランドの優しい手触り、耐久性、確かな技術、素材の良さ、そして飽きることのないデザイン。どれをとってもArtistsanという店の考え方とピッタリマッチしているので、本当に大切なブランドです。

少しでも多くの方にDragon Diffusionの良さを伝えることが出来ます様、今後も素敵なデザインやレアなカラーをセレクトして参ります。

今回写真でお見せすることが出来ないのは残念ですが、素敵なdragonの登場まで少しお待ちください。6月末にはニューラインナップをご紹介できると思います。

そして、S/Sの入荷ですがもう今週中との連絡が入りました。内輪の話しで恐縮ですが、もう送金も済んでおります。

ここでも新しいデザインやカラーを多くご紹介できると思います。

是非ご期待ください。

早くコロナに勝って、楽しい日々を取り戻したいものです。

皆さん、万全の警戒をもって動きを止めずに頑張って行こうじゃないですか!

話があらぬ方向に行ってしまって申し訳ありません。それではdragonに対する熱い想いの回を終了いたします。

最後までお付き合い頂いてありがとうございました。






コメント