ひと休憩~少しオーディオの話4~「参加する音作り」
オーディオの面白さは、音作りに参加できるところにあります。楽器を弾く事は出来なくても、音楽に携わっていなくても、自分の好きな音を希求することは出来る訳です。
オーディオは青天井の世界なので、それはお金を出せばいくらでも良い音が手に入る訳ですが、限られた経済、リスニングなどの環境下で、如何に良い音を作って行くか。ここにも大きな楽しみがあります。冷蔵庫の中にある材料で如何に美味しいものを作るか、そんな感じに似ているかもしれません。
私は、のめり込むように情報を収集し、オーディオファンの方々には当たり前のことなのですが、同じ機材で同じ音源を聴いても、ケーブル、インシュレーター、セッティング、電源タップ、スピーカースタンドなどで音が変わるということを知りました。
楽しいじゃありませんか!!
私の購入いたしましたB&W CM1というスピーカーはかなり厄介なスピーカーで、低音のボア付きとの戦いの日々でありました。
優秀なスピーカーで、当時同じ価格帯で競えるものはないといわれていましたが、同じくらい扱いが難しい事でも有名でした。
ネットでありとあらゆる情報を漁りましたが、明確に言われていることは、
「ハイパワーのアンプでないと鳴らしきる事は出来ない。(おそらく、小さいエンクロイジャー(スピーカーの躯体)で低音を出すのに能率を低めに設定することを余儀なくされたためと思われます。因みにCM1の能率は84dbです。)
そんな内容でありました。
この言葉に引っ掛かったのです。という事は
「鳴らしきったらどうなるのだろう?」
俄然闘志が湧いて来ました。スピーカーとしてのフォルムについては大変気に入っており、音自体も温かみとクリアーさを備え持っていて、概ねは満足していたのですが、ベース音を中心とする低音に対してのボア付きがドンドン気になって来たのです。
当時、一日平均4時間はステレオを聞いていたので、音に関しては細かなことまで分かり始めて来ていたのかも知れません。
まずはスピーカー以前に、ネットワークCDプレーヤーMCR-603の下に敷くインシュレーターをD&Mの販売員の方から進められ購入しました。NASPECという会社が扱うIDSコンポジットというブルーの丸い形をしたものでした。
半信半疑でしたが、薄い合板で作られたラックが原因で起こっていた反響的な雑音が、それを敷いた事によって何となくなりました。
凄いものですねー!
このことをきっかけに、私の探求心がメキメキと顔を出した来たのです。
「面白いなー!!!」
そうしたある日、スピーカースタンドを導入すこと決めました。
そうは言ってもお金がありませんので、手頃なものを探しているとハヤミ工産というAV木工家具を作っている会社の物が安くありましたので、それにしてみました。
すると、合板のTVボードに置いていた時より、明らかに音がクリアーになりました。それは、誰が聞いても分かるほど変わりました。
そして暫くはその状態で聴いておりましたが、解消したかに思われました低音のボア付きが、重低音のキツイR&Bではやはり解消されまてはいせんでした。
音に対する悶々とした日々は続きます。
そんな中で、お金をかけずに音を変えるにはケーブルだ!っと思い、あれこれと試してみました。当初は、ZONOTONEというオーディオでは有名なメーカーの2200というメーター1400円くらいの当時の私としては割と良いものを使っていました。これはセットを購入した時にビックカメラの定員さんにサービスで付けて頂いたものです。
これは元気のある音が出るとても良いケーブルだったのですが、それが帰って仇となっているのではないかと思い、まずはまた、ビックカメラのD&Mの販売員の方に相談しに行きました。
すると、「フラットな感じのもので試してみてはどうですか?これなんかとてもフラットで良いと思います。」
そう言われ、BELDEN STUDIO 716EXというとても安価なものを購入してみました。
安かったため、これを機会にバイアンプ(高音と低温のジャックがスピーカーにそれぞれついているタイプがあります)で繋いでみようと思い、これを4本。
早速繋いでみますと、これまた大きく改善されました。暫くはこの環境で聴くことにしました。時々ZONOTONEに変えてみたり戻したりしながら。なかなか快適な音響生活でした。
ここまでで皆さんはきっとお気付きでしょうが、私には少々オタク気質がある様です。
そんな穏やかなオーディオ生活もそう長くは続きませんでした。
そして次には、プリメインアンプの購入計画に入ります。
~つづく~
オーディオは青天井の世界なので、それはお金を出せばいくらでも良い音が手に入る訳ですが、限られた経済、リスニングなどの環境下で、如何に良い音を作って行くか。ここにも大きな楽しみがあります。冷蔵庫の中にある材料で如何に美味しいものを作るか、そんな感じに似ているかもしれません。
私は、のめり込むように情報を収集し、オーディオファンの方々には当たり前のことなのですが、同じ機材で同じ音源を聴いても、ケーブル、インシュレーター、セッティング、電源タップ、スピーカースタンドなどで音が変わるということを知りました。
楽しいじゃありませんか!!
私の購入いたしましたB&W CM1というスピーカーはかなり厄介なスピーカーで、低音のボア付きとの戦いの日々でありました。
優秀なスピーカーで、当時同じ価格帯で競えるものはないといわれていましたが、同じくらい扱いが難しい事でも有名でした。
ネットでありとあらゆる情報を漁りましたが、明確に言われていることは、
「ハイパワーのアンプでないと鳴らしきる事は出来ない。(おそらく、小さいエンクロイジャー(スピーカーの躯体)で低音を出すのに能率を低めに設定することを余儀なくされたためと思われます。因みにCM1の能率は84dbです。)
そんな内容でありました。
「鳴らしきる!?」
この言葉に引っ掛かったのです。という事は
「鳴らしきったらどうなるのだろう?」
俄然闘志が湧いて来ました。スピーカーとしてのフォルムについては大変気に入っており、音自体も温かみとクリアーさを備え持っていて、概ねは満足していたのですが、ベース音を中心とする低音に対してのボア付きがドンドン気になって来たのです。
当時、一日平均4時間はステレオを聞いていたので、音に関しては細かなことまで分かり始めて来ていたのかも知れません。
まずはスピーカー以前に、ネットワークCDプレーヤーMCR-603の下に敷くインシュレーターをD&Mの販売員の方から進められ購入しました。NASPECという会社が扱うIDSコンポジットというブルーの丸い形をしたものでした。
半信半疑でしたが、薄い合板で作られたラックが原因で起こっていた反響的な雑音が、それを敷いた事によって何となくなりました。
凄いものですねー!
このことをきっかけに、私の探求心がメキメキと顔を出した来たのです。
「面白いなー!!!」
そうしたある日、スピーカースタンドを導入すこと決めました。
そうは言ってもお金がありませんので、手頃なものを探しているとハヤミ工産というAV木工家具を作っている会社の物が安くありましたので、それにしてみました。
すると、合板のTVボードに置いていた時より、明らかに音がクリアーになりました。それは、誰が聞いても分かるほど変わりました。
そして暫くはその状態で聴いておりましたが、解消したかに思われました低音のボア付きが、重低音のキツイR&Bではやはり解消されまてはいせんでした。
音に対する悶々とした日々は続きます。
そんな中で、お金をかけずに音を変えるにはケーブルだ!っと思い、あれこれと試してみました。当初は、ZONOTONEというオーディオでは有名なメーカーの2200というメーター1400円くらいの当時の私としては割と良いものを使っていました。これはセットを購入した時にビックカメラの定員さんにサービスで付けて頂いたものです。
これは元気のある音が出るとても良いケーブルだったのですが、それが帰って仇となっているのではないかと思い、まずはまた、ビックカメラのD&Mの販売員の方に相談しに行きました。
すると、「フラットな感じのもので試してみてはどうですか?これなんかとてもフラットで良いと思います。」
そう言われ、BELDEN STUDIO 716EXというとても安価なものを購入してみました。
安かったため、これを機会にバイアンプ(高音と低温のジャックがスピーカーにそれぞれついているタイプがあります)で繋いでみようと思い、これを4本。
早速繋いでみますと、これまた大きく改善されました。暫くはこの環境で聴くことにしました。時々ZONOTONEに変えてみたり戻したりしながら。なかなか快適な音響生活でした。
ここまでで皆さんはきっとお気付きでしょうが、私には少々オタク気質がある様です。
そんな穏やかなオーディオ生活もそう長くは続きませんでした。
「鳴らしきってはいない!」
そんな想いが、頭の皮を破るようにムクムクと湧いてきたのです。そして次には、プリメインアンプの購入計画に入ります。
~つづく~
コメント
コメントを投稿