Dragon Diffusion 個別オリジナルカラーオーダー

昨年末から今年の3月にかけて、Dragon Diffusionの個別オリジナルオーダーを承る企画をポップアップストアー・ネット上で行いました。 これらの商品を5月、7月に分けて納品をさせて頂く予定でしたが、このコロナの世界的パンデミックにより生産地インドは長いロックダウンに入ってしまったため、大幅に納期が遅れてしまいました。


オーダーをして下さったお客様には大変なご迷惑をお掛けしてしまいました。

そして大幅に遅れた5月納期のモノと7月納期のモノが一緒に7月半ばを過ぎたころに漸く上がって来たのです。
最悪のことも想定された中、インドの職人さんたちの頑張りもあって、ほぼ全量納めて頂くことが出来ました。

悠長なことは言っていられませんが、本当に良かったと胸を撫で下ろしたのも事実です。

そして何よりもコロナの状況をご理解下さった多くのお客様に深く感謝しております。
メールによって途中経過をお知らせさせて頂いたときの皆さんの温かいお返事には、勇気づけられました。



出来上がりの一部をご紹介致しますが、Dragon Diffusionは実に多くの型を持っていますので、私自身も初めて見るモノや、配色をお客様と相談しながらオーダーしたものなどが続々と納品ダンボールの中から出て参りました。一つづつ検品していく中で

「おー!」
とか「上手く行ったなー!」
とか「こんな感じなのかー!」

などと独り言を言いながらそして少しニヤニヤしながらの検品となりました。

こちらにご紹介するのはその個別オーダーの一部です。


これらは小さなカラーチップから想像しながらオーダーして行くのですが、単色物ともかく配色モノをこの小さなカラチップで想像しながらのオーダーは中々に難しい作業です。


私は元々アパレルのMDをやっていたため、この手のイマジネーションはエンドユーザーさんよりは得意だと思います。
しかし長年アパレル営業をやっている者でもなかなかに難しい作業ですので、エンドユーザーさんは大変だろうなーとも思います。

そこで配色のモノは、私とお客様と対面であったりお電話であったりですが、カラーチップを見ながらご相談に乗らせて頂くという形で進めることにしました。

結果的には、どれも私のイメージ通りに上がって来たように思います。お客様の反応も、ほぼイメージ通りとのお声を多く頂き喜んで頂けたようです。

「イメージ通りで最高です!」などというメールを頂けるとこちらも嬉しくなってしまいますし、それ以前にオーダー品を眺めている時から何故かすごく嬉しい気分になりました。

モノによっては、もしかすると世界で一つだけのdragonかも知れないのですから。

そんな中、大変申し訳ない件も一つございました。
オーダーした型番・色までは合っていたのですが、dragonで唯一同一品番で編み方違いというモノがございました。
その一つが、オーダーと違う編み方で上がってきてしまい、長いお時間を頂きお待たせしたお客様に大変なご迷惑をお掛けしてしまったのです。

私から出したオーダーと先方から来るコンファメーションという確認書類が来るのですが、これのすり合わせ作業をしなくてはなりません。
私は型番と色の確認のみしか出来ていなかった為、コンファメーションに乗っている編み方がオーダーしたものとが違っていることに気付かなかったのです。

日本のメーカーの場合、この様な事は有り得ませんが、やはりインドとのやり取りとなるとこういう事が起きます。それもコロナ禍のことです。自分の仕事の甘さを痛感し、正直一日落ち込みました。
お客様が快くお待ちくださっているのに何たる事をしたのかと、申し訳ない気持ちでいっぱいになると同時に自らに腹が立って仕方ありませんでした。

海外とのやり取りは十分すぎるほど十分に、より伝わりやすく正確でなければならないと肝に銘じ今後に対したいと思っております。

本当に申し訳ありませんでした。

一つのミスが喜びを悲しみに変えてしまうことがあります。
良い年をして当たり前のことで恐縮ですが、改めてそんな事を考えさせられる10日余りでありました。

今後もこの企画は続けて参ります。

ご注文下さる全てのお客様に喜んで頂ける恒例企画にして参ります。

「お客様だけのdragon」

を心から喜んで頂けます様、ご相談に乗らせて頂きながら細心の注意を持ってオーダーにあたって参りますので、次の機会には是非ご参加をお待ちしております。


Artistsan
河野


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