イラストレーター/幸田真輝子さんとの出会い


幸田真輝子さんとは、数年前の渋谷のギャラリーコンシールで出会いました。
私の友人であるシンガーのRemahとその仲間たちで集まったときに、誰かの知り合いとしてその場にいらっしゃっていました。
すらっと背が高い女性で、どなたかな?と思っていましたが、飲み会も進んでワイワイとやっているうちにお隣同士になり、お話をしていました。
すると、イラストをお描きになっているという事で、その時はスマホで作品を見せて頂きました。
その絵は繊細な線と大胆な色合いが印象的でした。細密画というよりは、細部にわたってとても細かに描かれた線画がベースでありながら、構図や色使いはそのオポジット。そんなミスマッチ的な面白さに溢れるイラスト画でした。


そしてどこかデザイン的なそのイラストは、私の心の中にずっと残っておりました。
そして、とても感じの良いお人柄も。
私は当時サラリーマンでしたので、今こうしてArtistsanに参加して頂くなんて全く想像もしていませんでしたし、もっと言えば、私が脱サラしてArtistsanなどというサイトを作る事さえ想像していませんでした。
その後2年ほどの月日が流れ、私がこの仕事を始めようと思い立って、ふと頭に浮かんだのが幸田さんの事でした。

サラリーマンの時分から、漠然と自分がしたい仕事について考えておりました。
自分の好きなものは何?
音楽・オーディオ・車・バッグ・靴・時計・服・映画・本・絵・透明なもの・・・・
どれも好きです。
私の年齢の男子が好きなものは、大体好きな訳であります。
安月給のサラリーマンでしたので、どれもこれもと言う訳にはいきませんでしたので、絵なんかは買う事も出来ず、好きな画家の絵が東京の美術館に来た時に見に行くのがせいぜいでした。
そして、美術館の最後にある売店で買って来た、A4サイズのお気に入りの絵の小さなポスターを壁に貼る。
そんなことをしていました。

自分では上手く描くことは出来ませんが、美術にも興味がありました。
そうなると、何をどうしたらよいのか?自分は何がしたいのか?ほとほと考え込みました。
考えて考えて、出てきた結論が「ノンジャンルセレクトショップ」だったのです。
どれか一つ、専門的に何かを追求し続ける所謂専門店の方が、市場に対するアピール度は高いでしょうし、ビジネスとしては正解であるだろうという事は分かっておりましたが、自分自身が広くちょっと深く、という頭の構造でしたので、その中のどれ!?という事ではない気がしていたのです。
そうなると、

「アートや音楽を扱うセレクトショップがあったって良いじゃないか!」「第一、      そんな店はどこにもないじゃないか!」


そんな風に考え始めると、もう止まらなくなり現在に至った訳です。
Artistsanという名前も、そんな思いを込めてARTARTISAN(職人)(これは敬愛する山下達郎さんのアルバム名にもなっていますが)を掛け合わせて付けたものです。
寝床の中で考えついた名前ですが、可愛らしい響きがあったのでこの名前にしました。

幸田さんとは1年くらいはお会いしてなかったのですが、Facebookで繋がっていましたので、早速声を掛けさせていただき、また渋谷のギャラリーコンシールで再会しました。
  
サイトの趣旨と内容をお話し、受けて頂けるかどうかを伺いましたところ
「河野さんとは、何かこんな形での縁があるのではないか?」
そう思っていて下さったようで、快諾して頂きました。
そんなご縁で、現在の参加メンバーになって頂いたわけです。

その時に何枚か幸田さんの原画を見せて頂きましたが、やはり少しデザイン的で魅力的でした。
現に、日本手ぬぐいのデザインや、スマホのケースのデザインなどを手掛けておられます。
自然を愛し、
「綺麗なものを自分の絵として残していきたい!!」
彼女はそう熱く語っておられました。
今後の彼女の想いと共に、作品もどんどん進化していくものと確信しております。
次はどんな作品を見せてくれるのか、とても楽しみです。
皆様も、どうぞご期待ください!

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