Blue Momentのマークにまつわる物語(1)
2017年7月で30年勤めた会社を退職し、妻と12日間の退職ドライブ旅行に出かけました。後になって思うのですが、この旅行が出来ただけでも退職した意味があったと思えるほど、心に深く残る旅となりました。
コースは私の住んでおります川崎を起点に、上高地・富山・石川・高山・伊勢・南紀白浜・神戸・浜松。
こんなコースで約2200キロ。
こんなコースで約2200キロ。
出張を除いては、私の人生で一番長いそして思い出深い旅となりました。もちろん妻にとっても。
セレクトショップのブログとしては少し変わっていますが、このHPは物語が一つの大きなテーマです。
他愛無い読み物として読んで頂ければ幸いです。お時間のある方はお付き合いください。
話はこの旅の前から始まります。
7月末、私の退職送別会を開いて頂きその写真をFacebookに載せたところ、沢山の激励のコメントを頂く中、全く知らない方、二宮さんという方から激励のコメントを頂きました。
「ご定年おめでとうございます。お疲れさまでした!」
そんな内容でした。
「あれ、どなただろう?」そう思いながら、
「ありがとうございます。でも定年ではなく、57歳での独立を考えての退職なのです。」
お礼を申し上げつつそう返事を差し上げました。
すると二宮さんから
「では、もう一度ファイティングポーズをとるという事ですね!?」
そうお返事を頂きましたので
「はい、その通りです。頑張ります!」
そんなやり取りがありました。
見ず知らずの方からこんなコメントを頂けるなんて有難いことです。
しかしどなたなのか気にかかるので、その方のページに行き共通の友人を探しました。
すると、この旅で行く富山の友人のFacebook友達である事が分かりました。
「そうか、その友人がイイねとコメントを寄せて頂いていたので、それを見られてコメントを頂けたのだ。」
と納得しておりました。
そして旅の二日目、白川郷を経て宇奈月温泉から出るトロッコ電車に乗り、その後富山に入った夜のことです。
私のFacebookに一軒のメッセージが入りました。見てみますと、何と二宮さんからです。
そんな内容のメッセージでした。
「どこにいらっしゃるんですか?富山でしたら是非うちにお寄りください。奥田神社という神社なので是非。」
「どこにいらっしゃるんですか?富山でしたら是非うちにお寄りください。奥田神社という神社なので是非。」
「有難うございます。明日は七尾の方に向かうのですが、時間が決まっているため場所がコース上にあればお邪魔させて頂きます。」
そう返事をさせて頂いていました。
その日は、前職のお取引先でもあった富山の友人に私が日本一美味しいと思っております富山のお魚をご馳走になり、
富山駅の上にあるホテルに帰っておりました。
またこれが本当に美味しいお店に連れて行っていただき、妻共々本当に幸せな時間を過ごさせて頂きました。
麻紀さん、有難うございました。
そして翌日の朝、7時くらいにFacebookの電話が鳴りました。
「河野さんですか?」
「はい」
「二宮です。今どちらですか?」
あの二宮さんからだったのです。駅の上のホテルに泊まっていますとお伝えすると、
「河野さん、うちの神社はそこから5分くらいです。是非いらしてください。」
そうおっしゃって頂いたので、お言葉に甘えて少し早い時間でしたが9時頃にお邪魔することになりました。
本当に5分弱、奥田神社につきました。とても立派な神社さんです。
到着し、電話をいれると中から白髪の宮司さんが私たちを笑顔で迎えてくれました。
二宮さんです。
「良くいらっしゃいました!二宮です。」
「お招きにあずかり有難うございます。お言葉に甘えて来させて頂きました。」
確かFacebookでのやり取りで私の3つくらい上の方だと了解していました。
「良くいらっしゃいました!二宮です。」
「お招きにあずかり有難うございます。お言葉に甘えて来させて頂きました。」
確かFacebookでのやり取りで私の3つくらい上の方だと了解していました。
入って左の客間らしき広間には、小学生と思われるお子さんが二人、並んで勉強をしていたので
「お孫さんですか?」
そう聞いてみますと
「ここは夏休み中近所の子供たちに開放しているんですよ。今は近所の子が勉強しています。」
神社だけど寺子屋みたいだ。そんなことを思いながらご神体のあるご本殿にご案内頂きました。
「この神社のご神体は八咫烏なのです。どうぞご覧ください。」
「ご神体を公開している神社は少ないのですが、奥田神社はご神体も公開しています。」
と続けておっしゃったので、ご神体を拝ませていただくと確かに烏らしきお姿が見えました。
「八咫烏はご存知ですか?」二宮さんに尋ねられ
「えっとー、、、サッカーの日本代表かなんかのマークにありましたよね?」
私がそう答えると二宮さんがご説明をしてくださいました。掻い摘んでお話しますと、
神武天皇を都に誘った三本足の烏なんだそうです。
八咫烏はそういうものなのだという事を、この歳になって初めて知りました。
そして、この八咫烏を祭った神社は日本にそんな多い訳ではなく、熊野三大社を代表する数件しかないのだという事でした。
そして、二宮さんより今後の激励と鱒ずしや神社の湧き水で作られた日本酒のお土産まで頂き、奥田神社を後にしました。
とても、稀有な経験となりました。本当に有難いことです。
二宮さん、有難うございました。
とても、稀有な経験となりました。本当に有難いことです。
二宮さん、有難うございました。
つづく
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